推理 連載中・全1話

愛殺優 その3

野馬知明 2021/10/25 公開 2021/10/25 18:00 更新

あらすじ

土岐明に南アジアの小国にいる商社マン・長谷川から調査依頼があった。長谷川は学生時代の土岐のクラスメートだった。長谷川はI kill youという脅迫メールを送信してきた人物を特定してほしいという。現地商社事務所の川野所長は長谷川を日本に帰国させたがっている。長谷川が御膳立てした現地巨額プロジェクトの手柄を独り占めするのが目的だった。長谷川は日本にいる結婚を迫る佐知子とメール恋愛を続ける傍ら日本大使館の一等書記官夫人・慶子、日本政府系銀行の行員夫人・優子、現地商社事務所の掃除婦・ゴンゲイガウとも関係を持っている。慶子の夫・加藤も優子の夫・牛田もゴンゲイガウの夫も長谷川との関係を薄々感づいているようだ。長谷川に一等書記官の加藤から依頼が舞い込んでいた。日本政府からの農業派遣員の小川を首都まで呼び寄せてほしいという。日本全権大使が小川を訪問予定の日本の外務大臣に合わせたがっている。土岐は泊りがけで首都から遠距離にある農業試験場で小川を説得するが、うまく行かない。小川は好意を寄せていた慶子が長谷川と抱き合っているのを目撃したことがあるという。やがて長谷川の調査依頼が土岐を利用するための策略ではないかという疑念を持つ。土岐は小川の確約を得ないまま、「明日、首都の終着駅で待っている」と告げて農業試験場を去る。首都のホテルで土岐と長谷川は慶子と優子と飲みすぎて記憶を失う。翌日、長谷川は唐突に佐知子にメールで結婚を申し込む。その内容を一等書記官の加藤と銀行員の牛田にも送信する。長谷川が顎で使っている、おかかえ運転手・ショスタロカヤとともに土岐と長谷川は首都の終着駅に小川を迎えに行く。途中で慶子宅を訪問し、記憶を失った夜の大事件の真相を知る。小川は来ない。駅でI kill youの送信者が明らかになる。

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