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武士 2025/05/13 公開 2025/05/22 14:18 更新
「ならば我が剣に仕えなさい。その命、私のために使い切るのよ」
かつて灼熱の王国で“焔術師”として誇り高く生きていた黒き男・オバシは、今や魔導使いの魔力によって両手の自由を奪われた捕虜として白き王国の大理石の宮殿に跪いていた!
自らの故郷を滅ぼした貴族の闇を暴くため、祖国を占領してきた『ヴィンテルガルデ王国』が任命した総督の邸宅を調べる際に反逆罪としての濡れ衣を着せられた彼は、戦いに敗れヴィンテルガルデ王国の本土に連れてこられた。囚われの身から脱出するために失敗した34歳の彼は18歳の冷徹な騎士候補生1位・シルヴィアーヌ・フォン・ ファルケンハインに捕まった。
シルヴィアーヌは彼に『下僕』としての命拾いを与える代わりに、忠誠を強いる。「貴族の剣」として生きてきた10代後半の少女と、「焔の守り手」としての誇りを奪われた30代のおっさん――!
最悪の出会いが、やがて運命を変える共闘へと発展していく。
シルヴィアーヌは最初、オバシをただの使い捨ての駒としか見ていなかった。しかし、宮廷に渦巻く陰謀と襲い来る刺客の中で、幾度も命を救われていく彼女は、次第にその強さと信念に心を揺さぶられていく。剣と焔が織りなす連携の中で、2人の心は静かに近づいていく。
やがて少女は王国の偽善と向き合い、自らの信念を賭けて彼を解き放つ――「下僕」ではなく、「対等な騎士」として――!
これは、冷たい雪の貴族と、燃え上がる焔の異邦人が織りなす、愛と反逆の冒険譚。
彼の焔が、彼女の氷を溶かす時、世界は変わる――!
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